縦の家｜無印良品の家

スキップフロアで縦に広く。
家も家具も、ゼロから編集しませんか。

「縦の家」は自由な家です。玄関をリビングにしてみる、キッチンと子ども部屋を並べてみる、趣味の部屋をつくってみるなど、自分のライフスタイルに合わせて空間の機能を柔軟に編集することができます。「ポーション」という6つの空間は言わば空っぽの箱。想定された部屋割りがないので、天井高も含めて組み合わせが自在。想像力を目一杯ふくらませて、各部屋を好きに構成することが可能です。積み木を組み立てるように、楽しく悩みながら6つのポーションを配置してください。あらかじめ間取りがあってそこに暮らしを入れこむのではなく、まず自分らしい暮らしのかたちを考えることから家づくりが始まります。一度家が完成した後でも、家族の成長や趣味の変化など、暮らしの移り変わりに合わせて再レイアウトすれば、すぐに新しい住まい方へ。幼い頃、積み木で遊んだときのような自由な気持ちで、立体的に組み合わせる家づくりを楽しんでください。

階段は光の通り道。
天窓からの光が、家全体に広がります。

とんとんと階段を登りきった先にある、ひときわ大きな窓。「縦の家」は、ここから室内に光を招き入れます。流れ込んだ光は、スケルトンの階段を通り抜けて階下へ、そして家全体へ。明るいリビングでごろんと床に寝転びながらする読書、あたたかな陽の光の下でいつの間にか眠ってしまっている子どもたち。そんな暮らしを実現するための光の入り口と通り道が「縦の家」には用意されています。
※天窓はオプションで設置できます。

納戸にぎっしり、リビングはすっきり。

昔から日本の伝統家屋では、ものをたくさん見せるのではなく、最小限のものだけを表に置いて住まう暮らしを受け継いできました。寝具や調度品は使うときにだけ取り出し、普段は納戸や蔵にしまっておく。座敷はできるだけ何もない、簡潔なしつらいが配慮されてきました。「縦の家」もそんな住まい方を取り入れることができます。たとえば1つのポーションをウォークインクローゼットとして活用し、そこに家中の生活用品を集約してみる。すると残りの部屋には、お気に入りの小物や本、家具などがほんの少しだけ飾られたすっきりとした気持ちのいい空間が生まれます。本当に必要なものだけに囲まれた身軽で心地よい暮らしを、「縦の家」とともに始めてみませんか。

無駄なく、働きごこちのよい水まわり。

ポーションごとに空間の機能を自由に考えられる「縦の家」では、たとえば日常茶飯の家事を効率よく行える仕組みをつくることができます。キッチンでは料理がしやすく、洗濯場では無駄なく体を動かせる、働く人がスムーズに立ち回ることができる水まわりです。キッチンは「これだけあれば大丈夫」を突きつめた簡潔な装い。収納はあえてなくし、必要な分だけ後から棚を取り付けられるように。洗濯場は、洗濯機、物干、アイロン台をセットにし、家事動線を短く。よく吟味された素材と知恵を尽くした使い心地で、毎日くり返す営みを支えていきます。